社会科学における幾何と代数

整理番号 2024a014
種別 一般研究-研究集会(Ⅱ)
研究計画題目 社会科学における幾何と代数
研究代表者 松谷 茂樹(金沢大学 大学院 自然科学研究科・教授)
研究実施期間 2024年9月11日(水)~ 2024年9月14日(土)
研究分野のキーワード コンウエイの法則,言語学、哲学、チームトポロジー、圏論、グラフ、一般位相,代数学の社会科学への応用, 幾何学の社会科学への応用,
目的と期待される成果 本研究集会Iは,研究集会II「結晶のらせん転位の数理」(2016年),研究集会I「結晶の界面,転位,構造の数理」(2017年),研究集会II「結晶の転位の先進数理解析」(2018年),研究集会II「結晶の界面,転位,構造の先進数理解析」(2019年)を発展させた,研究集会II「材料科学における幾何と代数I」(2020年)「材料科学における幾何と代数II」(2021年)「材料科学における幾何と代数III」(2022年)「材料科学における幾何と代数IV」(2023年)の継続と位置付けられる研究会である.
研究会「材料科学における幾何と代数III」の参加者大森祥輔氏と研究代表の松谷との議論により、派生した幾何と代数の社会科学への応用に関する研究(羽生田栄一氏,平鍋健児氏との共同研究: arXiv:2311.10475 “Conway's law, revised from a mathematical viewpoint”)を中心として、その関係者、研究者が集まり議論を行うことを目的としたものである.
本研究は、幾何と代数が社会科学においても重要な役割を果たすようになって近年の研究背景に基づいている。特に、本研究会の中心的テーマの一つである「コンウエイの法則」はソフトウエアの開発体制の幾何構造に関する法則で、近年、IT技術者に,ソフトウエア開発体制の管理で注目を集めている。システム障害が社会基盤を揺るがすことが社会問題となる中で、より頑強で複雑なソフトウエア開発に向け、産業界から幾何学的考察が望まれている。
他方、哲学や言語学と数学との関連は、言語学者による記号論創始者ソシュールの用語arbitraire(任意)の数学との関係についての論文や、圏論と現象学に関する書籍が出版されカレントな問題である.オブジェクト指向プログラムなどの現代言語は圏論の影響を受け開発された経緯もあり,高度なIT技術の研究・開発に向けては、言語学的側面や、哲学的側面(認識論)や、圏論などの知識が必須となってきている。
しかしながら、幾何や代数などの数学と、それらの社会科学やIT技術の距離はいまだ大きく隔たっている。それらの知見を持った研究者、技術者が集まることで、それらの融合が進み新たな視座の提示が期待される。特にコンウェイの法則に関わる議論に関しては、本研究会により,更なる発展が加速されることが期待される。
組織委員(研究集会)
参加者(短期共同利用)
大森 祥輔(群馬工業高等専門学校, 一般教科・助教)
落合 啓之(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授)
佐伯 修(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授)
羽生田 栄一((株)豆蔵・CTO)
濵田 裕康(佐世保工業高等専門学校・准教授)
平鍋 健児((株)永和システムマネジメント・社長)
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