自動車性能の飛躍的向上を目指すData-Driven設計

整理番号 2024a001
種別 一般研究-研究集会(Ⅰ)
研究計画題目 自動車性能の飛躍的向上を目指すData-Driven設計
研究代表者 中澤 嵩(金沢大学・学術メディア創成センター・准教授)
研究実施期間 2024年10月7日(月)~ 2024年10月8日(火)
研究分野のキーワード 自動車工学,流体工学,サロゲートモデル,生成AI,PINNs
目的と期待される成果  高速流体機器を扱う産業界において,流れ場の予測と設計は必要不可欠な技術であることは言うまでもない.具体的には,AIによって流れ場を高速に予測することが可能となれば,デザイナーや設計者,実験者が会議の場でリアルタイムに議論することが可能となり,結果的に開発期間の短縮や他性能との最適化がクイックに実現できる.また,最新のData-Drivenアプローチを導入することで,過去に例を見ない新しい発想での設計・制御技術を構築することにつながり,性能の飛躍的向上を目指せる. 
 このように,数値流体計算(Computational Fluid Dynamics: CFD)に変わる流体予測モデルの構築や,サロゲートモデルによる3D形状設計が,今後ますます必要不可欠となる.そこで,当該研究集会では,マツダ株式会社技術研究所次世代人間中心システム研究部門から中村優佑氏と瀬尾晃平氏,更にはマツダ株式会と産学連携を推進している中島卓司(広島大学大学院先進理工系科学研究科)を御招きし,特に自動車産業における「流れ場の予測と設計」に焦点を当てて,上記の科学的な課題について議論を深めていきたい.更には,生成AIを積極的に採用することが出来れば,これらの予測・設計が超高速に実現し得るだけでなく,どのような産業課題が解決できそうかについても発想・議論する予定である.
 本研究集会は,中村優佑氏(マツダ株式会社技術研究所次世代人間中心システム研究部門)と中島卓司氏(広島大学大学院先進理工系科学研究科),更には三坂孝氏(産業技術総合研究所)が講演した2023年度随時募集枠「流体数理・データ科学による乱流場の計測・予測・制御・設計」を開催した後に発展した議論をもとに企画している.
なお,本研究集会は金沢大学数理・データサイエンス・AI教育センター及び金沢大学学術メディア創成センターが後援となっている.
組織委員(研究集会)
参加者(短期共同利用)
中澤 嵩(金沢大学・准教授)
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