幾何と数値解析
整理番号 | 2023c007 |
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種別 | 随時募集枠-研究集会(Ⅱ) |
研究計画題目 | 幾何と数値解析 |
研究代表者 | 新居 俊作(九州大学数理学研究院・准教授) |
研究実施期間 |
2023年12月10日(日)~ 2023年12月10日(日) |
研究分野のキーワード | 数値解析、幾何学、Finite Element Exterior Calculus |
目的と期待される成果 | 数値解析の手法の研究は計算機の発達と共に進展してきて現代では工学の多くの分野で使われており、かつての手計算では到底不可能であったことが行われるようになっている。その様な状況にあっても、未だに、問題の複雑さに不釣り合いな程の計算資源を利用してもなかなか十分な精度が得られないような問題の例も少なくない。その種の問題を効率よく解決する方向性の一つとして、問題の持つ幾何学的な構造を反映した計算方法を用いるというアイディアがある。 例えば、近年 D.Arnold により Finite Element Exterior Calculus という問題の幾何学的な構造を反映した有限要素法の理論が構築されており、その手法によると、通常の有限要素法では領域の分割を細かくしても誤った計算結果が出てしまう様な例について、精度良く計算ができている。 この様な状況に鑑み、本研究集会では、数値解析に問題の持つ幾何学的な構造を反映した手法を開発することを既に手がけている、あるいは関心を持っている研究者を集め、この視点からの研究についての議論、情報交換を行い、今後の研究方針についての認識、必要な技能、知識の共有を図ることを目的とする。 |
組織委員(研究集会) 参加者(短期共同利用) |
新居 俊作(九州大学数理学研究院・准教授) |