エクスパンダーグラフの新しい構成手法の確立とその応用2

整理番号 2023a017
種別 若手・学生研究-短期共同研究
研究計画題目 エクスパンダーグラフの新しい構成手法の確立とその応用2
研究代表者 佐竹 翔平(熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 総合情報学部門・准教授)
研究実施期間 2023年9月4日(月)~ 2023年9月8日(金)
研究分野のキーワード エクスパンダーグラフ, 組合せ論・組合せ最適化, 群論, 整数論, 耐量子計算機暗号, 符号理論, 理論計算機科学, 学習理論
本研究で得られた成果の概要 本共同研究の目的として以下の2点を挙げていた.

(i) 代数的な構成と組合せ論・アルゴリズム的な構成をハイブリッドさせ, 両者の利点を抽出した新しい構成手法を編み出す.
(ii) エクスパンダーの暗号理論, 符号理論, 学習理論などの情報科学への応用にも目を向け、構成したエクスパンダーの応用を検討する。

本共同研究によって, 目的(i), (ii)に関する昨年度からの共同研究が順調に進展してきており, その成果も査読付き論文や報告集論文にて発表されている. また, 数学と情報科学のインタラクションに位置する共同研究として, 暗号学的ハッシュ関数や誤り訂正符号の数理的設計などの新たな共同研究プロジェクトも本共同利用研究を起点にスタートしており, 定期的な研究議論を継続中である. さらに, 企業側研究者との議論を通して, 暗号理論などへの応用・実装に関する議論も大きく進展しており, 引き続き定期的な議論と成果発表を行っていく予定である.
組織委員(研究集会)
参加者(短期共同利用)
相川 勇輔(東京大学・助教)
池松 泰彦(九州大学IMI・助教)
金井 佑真(株式会社 メルカリ・プロダクトマネージャー)
Reyes Bustos Cid(NTT基礎数学研究センタ・リサーチアソシエート)
Jo Hyungrok(横浜国立大学 先端科学高等研究院・特任助教)
見村 万佐人(東北大学 理学研究科・准教授)
矢澤 明喜子(九州大学IMI・助教)
佐竹 翔平(熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構・准教授)