高度化する暗号技術と数学的技法の進展

整理番号 2022a021
種別 一般研究-研究集会(Ⅱ)
研究計画題目 高度化する暗号技術と数学的技法の進展
研究代表者 星野 文学(長崎県立大学 情報システム学部 情報セキュリティ学科・教授)
研究実施期間 2022年11月7日(月)~ 2022年11月9日(水)
研究分野のキーワード 暗号、高機能暗号、暗号資産、耐量子計算機暗号、秘密計算
本研究で得られた成果の概要 講演については,東京大学の小貫啓史特任助教の講演"Recent topics for isogeny-based cryptography"(約60分)は期待以上であった.というのも,マイクロソフト社が耐量子計算機暗号として提案し,米国立標準技術研究所(NIST)の安全性評価を凡そ5年間生き延びた同種写像暗号SIKEが本研究集会開催の3ヶ月ほど前に完全解読されたからである.他に暗号攻撃について1件,暗号設計について4件,暗号応用について3件の講演が頂けたのは,時間にして計8時間半と長くはないものの,情報と示唆の多い充実した研究集会となった.実際,いずれの講演も,内容はトップレベルの国際会議で採択されている一連の研究の一端,もしくは最先端の研究の一端であった.参加登録者については,160名弱と,講演時間計8時間半の研究集会として想定以上に興味を集めたものと考えている.参加者の内訳としては,40歳未満およそ90名と40歳以上およそ70名,また産からは40名(25%),学からは100名(63%),官からは15名(9%)その他からは4名(3%)と,学以外からの参加者が期待以上に多かった.この点も成果と考えている.(以上)
組織委員(研究集会)
参加者(短期共同利用)
菊池 亮(NTT社会情報研究所・主任研究員)
大畑 幸矢(なし(フリーランス)・なし)
穴田 啓晃(青森大学ソフトウェア情報学部ソフトウェア情報学科・教授)
王 イントウ(大阪大学・講師)
縫田 光司(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所・教授)
池松 泰彦(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・助教)